iPhoneで撮影した動画をGoogleフォトにアップして、MacBookで再生しようとしたら…なぜか再生できない。
そんな経験ありませんか？
実は、iPhoneの動画形式「.MOV」には、QuickTimeでもうまく再生できない落とし穴があるんです。
でも大丈夫。この記事では、その原因と解決法を画像つきでわかりやすく紹介します。
VLCプレイヤーの活用やiPhoneの設定変更など、再生トラブルを根本から解決するヒントが満載！
「なんで再生できないの？」とモヤモヤしていた方は、この記事を読めばスッキリしますよ。
GoogleフォトでiPhoneの動画が再生できない理由とは？
GoogleフォトでiPhoneの動画が再生できない理由とは？
それでは、それぞれ詳しく解説していきますね。
①拡張子.MOVが原因で再生できない
iPhoneで動画を撮影すると、標準で「.MOV」という拡張子のファイル形式になります。
この.MOV形式はAppleのQuickTime仕様で、Apple製品との互換性は高いですが、コーデックのバージョンや設定によっては、同じMacでも再生できないことがあるんです。
つまり、「拡張子が.MOV＝再生できる」というわけではなく、中身のエンコード方式（H.264やHEVCなど）によって、QuickTimeがエラーを出すケースがあるということですね。
特にHEVC（H.265）で保存されている動画は、古いMacOSやQuickTimeのバージョンでは対応していないこともあります。
だからこそ、拡張子だけで判断せず、コーデックにも注目することがポイントになりますよ。
②QuickTime Playerがエラーを起こすケース
Macの標準アプリ「QuickTime Player」で.MOVファイルを開こうとすると、再生されず真っ暗な画面のまま止まってしまうことがあります。
これはQuickTimeが、該当の動画で使われているコーデックを正しく読み込めない状態になっているからなんですね。
「再生はできるけど音が出ない」とか「エラーメッセージが表示される」という現象も、ほとんどはこの互換性の問題によるものです。
QuickTimeが原因と気づきにくいですが、VLCなど他のプレイヤーでは普通に再生できるという場合は、まずQuickTimeを疑ってOKです。
③Googleフォトは形式変換をしてくれない
Googleフォトは「写真や動画のバックアップツール」として便利ですが、アップロードした動画の再エンコード（変換）までは行ってくれません。
つまり、iPhoneで撮影された「.MOVファイル」は、そのままの形式でGoogleフォトに保存され、MacBookでダウンロードしてもそのままの.MOV形式で保存されるということです。
ここが意外な落とし穴で、Windowsや古めのMacでは、再生できない.MOVファイルをそのまま取り込んでしまい、「再生できない…」となるんです。
Googleフォトに期待して変換してくれるだろうと思っていると、うまく再生できない原因になります。
以上が、GoogleフォトでiPhoneの動画が再生できない3つの主な理由です。
MacBookで再生するための対処法
MacBookで再生するための対処法について解説します。
順を追って解説していきますね。
①VLCプレイヤーをインストールする方法
まずは、無料で使える高性能な動画再生ソフト「VLCメディアプレイヤー」をインストールしましょう。
VLCは、ほぼすべての動画形式に対応していることで知られていて、.MOVファイルもエンコードを気にせずに再生可能です。
インストール手順はとても簡単で、以下の公式サイトにアクセスして「macOS用」のVLCをダウンロードするだけです。
ダウンロードしたら、インストーラを開いてアプリケーションフォルダに移すだけでOK。
迷うことはほとんどありませんよ。
②VLCなら.MOVでも問題なく再生できる
VLCをインストールしたら、Googleフォトからダウンロードした.MOVファイルをVLCで開いてみましょう。
やり方はシンプルで、ファイルを右クリックして「このアプリケーションで開く」→「VLC」を選ぶだけです。
または、VLCアプリを開いた状態で、再生したいファイルをウィンドウ内にドラッグ＆ドロップでも再生できます。
VLCなら、QuickTimeでは読み込めなかった動画でもスムーズに再生されるはずです。
もしここで音声が出ない・画質が乱れるなどがあれば、ファイル自体が破損している可能性があります。
それ以外のケースでは、VLCでほぼ確実に解決しますよ！
③QuickTimeで再生できない場合の共通原因
QuickTimeで再生できない原因としてよくあるのは、以下の3つです。
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| コーデックが非対応 | HEVCや一部のH.264はOSやQuickTimeのバージョンで未対応 |
| OSが古い | macOSのアップデートで対応が改善される場合あり |
| ファイルが破損 | 撮影時に保存エラーがあった可能性も |
QuickTimeはApple純正で信頼性がある反面、新しいコーデックへの対応がやや遅い印象です。
macOSを最新にアップデートするのも手ですが、それでも再生できない場合は、迷わずVLCに切り替えるのが最善です。
VLCを使えば、動画が途切れることもなく安心して再生できますよ！
実際の手順を画像付きで紹介
実際の手順を画像付きで紹介していきます。
この流れをスクショとあわせて追っていくと、より理解しやすくなりますよ。
①Googleフォトから動画をダウンロード
まずはGoogleフォトにアクセスして、再生したい動画を見つけましょう。
動画を選んだら、右上にある「︙（その他アイコン）」をクリックして「ダウンロード」を選びます。
これで動画が.MOV形式のまま、Macの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
②Macのダウンロードフォルダで確認
Finderで「ダウンロード」フォルダを開くと、今保存した.MOVファイルがあるはずです。
このファイルをダブルクリックすると、Mac標準のQuickTime Playerで開かれる設定になっている人が多いです。
ファイルサイズや作成日時をチェックして、ちゃんとダウンロードできているかも確認してくださいね。
③QuickTimeで再生するとエラーが出る
ダブルクリックしてQuickTime Playerが起動しても、画面が真っ暗なままで止まってしまうことがあります。
また、「この形式には対応していません」や「再生できませんでした」といったエラーが出るケースも。
これがまさに「.MOVだけど再生できない」状態で、多くの人がハマりやすいポイントです。
QuickTimeのせいと気づかず、ファイルの破損を疑ってしまう人も多いんですよね。
④VLCをインストールして開いてみる
QuickTimeでダメだったら、VLCの出番です。
アプリを起動したら、ファイルをドラッグ＆ドロップするだけでOK。あるいは、「ファイル」→「ファイルを開く」からでも大丈夫です。
VLCは、内部で多数のコーデックに対応しているので、QuickTimeが弾いてしまう動画も問題なく読み込みます。
音声も画質もバッチリで、サクサク再生されるのは本当に快適ですよ。
一度使うと、「最初からこっち使えばよかった…」ってなる人、多いです（笑）
そもそも.MOVって何？再生できない理由を深掘り
そもそも.MOVって何？再生できない理由を深掘りして解説します。
MOVファイルって、ただの動画ファイルじゃないんです。
少しだけ仕組みを理解すると、トラブルをぐっと減らせますよ。
①.MOVはApple独自形式
.MOVファイルは、Appleが開発した動画ファイル形式で、「QuickTime Movie」の略です。
つまり、QuickTimeというアプリと一緒に使われることを前提にしたフォーマットなんですね。
中には動画だけでなく、音声や字幕、メタデータ（撮影時間・位置情報など）も格納できるようになっています。
このように多機能な形式ではあるんですが、汎用性（どこでも使える）という点ではMP4より劣るんですよ。
②互換性の低さが原因になる
MOVはApple製品との相性は抜群なんですが、Windowsや古いmacOS、さらには一部のAndroid端末では対応していないケースもあります。
同じ.MOVでも、実際には中身の「コーデック」が異なる場合があるからです。
たとえば、iPhoneではデフォルトで「HEVC（H.265）」という高圧縮・高画質な方式が使われていますが、これに対応していない環境では再生ができません。
これが、QuickTimeで再生できない理由にも直結しているんです。
③Macでも再生できないことがある
「Apple製品同士なら問題ないはず」と思われがちですが、実はMacでも.MOVファイルが再生できないことは珍しくありません。
特に以下のケースでは失敗しやすいです：
- macOSのバージョンが古い
- QuickTimeのアップデートがされていない
- 再生時にサードパーティのソフトと競合している
つまり、Apple製でも万全じゃないってことです。
そうなると、やはり「なんでも再生できるVLC」の信頼性が高くなるんですよね。
困らないためのおすすめ設定と習慣
困らないためのおすすめ設定と習慣について紹介します。
これを知っておくだけで、動画再生トラブルの9割は防げますよ！
①iPhone撮影時に互換性優先にする
実は、iPhoneには動画の保存形式を選べる設定があるんです。
「高効率」ではHEVC（H.265）という圧縮率の高い形式になりますが、これが再生トラブルの原因になりがち。
そのため、あらかじめ「互換性優先」に設定しておくことで、より広い機器で再生可能なH.264形式に変えることができます。
設定方法は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「カメラ」→「フォーマット」をタップ
- 「互換性優先」にチェックを入れる
この設定だけで、かなりの再生トラブルが減りますよ！
②Googleフォト経由での保存形式を理解する
Googleフォトは、動画をアップロードしたときに自動で形式を変換してくれるわけではありません。
つまり、iPhoneで撮ったMOV動画は、そのままの形式で保存されます。
この「形式そのまま保存」という性質を理解しておかないと、パソコン側で開けない！再生できない！という混乱が起きやすいです。
なので、Googleフォトから動画を扱うときは「最終的にどの端末で再生するか？」も意識して保存やダウンロードをしておきましょう。
③再生プレイヤーを切り替える習慣をつける
再生できないときの第一選択肢は「VLCを試す」こと。
というのも、QuickTimeだけに頼っていると、互換性の壁にすぐぶつかってしまうからです。
対策として、以下のような「習慣化」がおすすめです：
- 初めて開く動画は最初からVLCで再生する
- VLCを「デフォルト再生アプリ」に設定する
- 動画が再生できない＝VLCの出番と覚える
VLCをデフォルトアプリに設定するには、「ファイルを右クリック→情報を見る→このアプリケーションで開く→すべてを変更」を選べばOK。
これで、毎回QuickTimeで開かれてしまうイライラから解放されますよ！
まとめ｜Googleフォトで.MOV動画が再生できない時の対処法
Googleフォトから.MOV形式の動画をMacBookで再生しようとすると、QuickTimeでは再生できないことがあります。
原因は主に、HEVCコーデックや拡張子による互換性の問題。
解決策としては、VLCプレイヤーの導入がもっとも簡単で確実です。
さらに、iPhoneの設定を「互換性優先」にしておくことで、今後のトラブルも予防できます。
誰でもすぐに試せる方法なので、ぜひ実践してみてくださいね。
詳しい技術仕様は以下のリンクも参考にどうぞ：
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